イギリス人とおしゃべりしていると英語の面白いことわざを聞くことがあります。
往々にして、ことわざに出てくる単語はほ日常の何気ない言葉。
それなのに、英語のことわざって日本語に訳しても何のことかわかりづらい場合があります。
習慣や物の名前って文化圏によって変わってしまうから、言葉の訳だけでは少し違和感が残るものも多いです。
でも万国共通、日本語でも簡単に想像してもらえることわざもあります。
つまり形が違うから穴に合わない。
あるポジションで働いていた人がその職場に合わなかった、みたいな会話に出てきます。
「He was a square peg in a round hole(彼はあそこに合っていなかったよね)」
スクウェアは日本では正方形と訳されています。
イギリスでももちろん正方形なんだけど、普通にスクウェアという時はただの四角という意味以外に「融通が利かない」とか「型にはまって柔軟ではない」といった意味もある。
ということで Square peg というのは四角いペッグということなんだけど、ペッグというのは
普通は洗濯ばさみのことでもあるし、木の小さな杭のこともそうよびます。
日本語では「木タボ」というそうですね。
簡易家具の組み立てなどで穴に差し込む小さな木の杭。
もしくはゲームボードの得点や位置を示すための小さなピースもペッグです。
こういったペッグが四角かったら丸い穴には入りませんよね?
もちろん小さな四角なら入るけれど、スカスカで役立たない。
ということで「Square peg in a round hole(丸い穴に四角いペッグ)」は「適材適所ではない」という意味になるわけです。
面白いのは「適材適所」という日本の言葉も、元は木造建築で正しい場所に適した素材を使うという意味なんですね。
