イギリスでは、昔、貧しい家庭の子供たちは住み込みで奉公に出ることが多かったのです。
中世の頃までには、キリスト教の四旬節の第 4 日曜日に、育った場所から離れた人々が故郷の洗礼式受けた教会に戻ることを許可するという習慣が生まれました。
洗礼式を受けた教会のことを母教会(Mothering Church)ということや、その際に母親を含む家族に会うことから、この日曜日のことをマザーリング・サンデーとよぶようになりました。
四旬節の日付は毎年変わるため、「マザーリングサンデー」の日付も毎年変わります。
2026年のマザーリングサンデーは3月15日。
四旬節というのは2月の「灰の水曜日」から復活祭前日までの日曜日を除いた40日間で、キリストが荒野で断食した期間を由来としています。
イギリスでは熱心なキリスト教徒はこの期間に好きなものを絶って、寄付などを含む善い行いをしたりする習慣があります。
マザーリングサンデーは今では宗教色は影を潜め、母親や母親代わりの人に感謝をささげる日になっています。
カードを送ったり、詩や花束をプレゼントしたり、食事を共にしてお祝いをします。
アメリカでは、母の日は毎年5月の第2日曜日。
その起源は1907年に遡ります。
その年の第2日曜日、5 月 12 日にアンナ・ジャービスという女性がアメリカのフィラデルフィアで自分の母親のために小さな追悼式を開いて、その時に母親が好きだった白いカーネーションを配りました。
その後すぐに、アメリカのほとんどの場所でこの日を祝うようになり、1914年にウィルソン大統領はこれを国民の祝日とします。
この習慣が明治末期から大正時代にかけてキリスト教関係団体を通して日本に伝わり、1931年には大日本連合婦人会が香淳皇后のお誕生日である3月6日を「母の日」に公式制定しました。
それが1949年にアメリカに合わせて5月の第2日曜日に変更されて今に至ります。
カーネーションを贈る習慣も、アメリカから入ってきたもので、イギリスのマザーリングサンデーとは全く起源が違います。
次回の更新は3月16日です!
イギリスの政府公認観光ブルーバッジガイドについては私のウェブサイトをご覧ください(リンクします)
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